バレンタインデーなどどこ吹く風のぐんま子どもセーフネット活動委員会です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
2月18日(日)、久しぶりになってしまいましたが、定例会を開催できました。
今回は、Aki行政書士事務所の、田中友里先生をお招きして、法教育の観点から、「家庭のルール」を中心にお話をいただきました。
田中先生は、高崎にお住まいで、行政書士でありながら「親子のための保健室」で、子育ての悩みと向き合っていらっしゃいます。ご自身も現役の子育て真っ最中の先生です。
私達は、親子でルールを、家庭でルールを、と良く言いますが、そもそもルールってなんだろう? っていうことについては、知った気でいただけだと教わりました。
法律とは、契約とはなんだろう。一見子どもには、親子には無関係に思えるこれらのものも、実は家庭内でこそ必要なものかもしれません。
子どもの権利、ということから、子どもには愛される権利があるんだ、と明言されると、なんとも心強いですよね。子どもの権利条約にも、教育基本法などにも、「愛」が明記されているんですって! 知りませんでした。
だからこそ、私達大人は、保護者は、子どもを護り、愛さなければなりません。
多くのご家庭では、お子さんにスマホを持たせる際、端末代金も月額使用料も、保護者が支払っていますよね。それは法的には「親が子どもにスマホを貸している」状態なんだそうです。
だから、契約の範囲でしか子どもは使ってはいけないし、契約外の使用が認められたら、貸主(保護者)は賃貸契約を取り消すこともできる。
改めて言われるとそうですよね。それって、社会の基本的ルールですよね。
田中先生は、「親子のための契約書」を作って、親子で約束(ルール)をして、スマホやゲームを使わせてはどうですか? と教えて下さいます。
契約書のフォームもあって、とてもわかりやすいです。
当会の会員も「契約期間があるのがいいですね。これなら定期的にルールを見直せるし、ルールについて話し合う機会になります」と感心していました。
そうなんです。ルールは「決めること」「守らせること」が大事ではなく、なぜそのルールが必要なのか「話し合うこと」が最も重要な過程だと思います。
スマホもゲームもとっても楽しいので、なかなかルールを守ることも難しいです。
ルールを守れないときは、守れないことが悪いのではなく、ルールそのものが、現状と合っていないかもしれないと考えて、「じゃあどうすればいいか」を、話し合うことこそが、「守ること」なんじゃないかな、なんて思いました。
明るく元気な田中先生のお話に「もう一度子育てがしたくなった」と、複数の会員が言い出す事態になり、楽しい定例会が開催できました。
田中先生、ありがとうございました。
色々な角度から勉強していけたらいいなと思っています。
こうした定例会、勉強会などに興味のある方はぜひ会員として一緒に活動しませんか?
特になにをしなければならないということはありません。まずは「知ること」から始めましょう~
(事務局)